初心を顧みる気持ちと心は道を開く(アニメ15話)

先週の第14話とは対照的に第15話は最初から重苦しい展開を持ってきましたが、そのまま沈むことなく沈下を食い止めたのはまさかの楓さんであり、何回ダジャレを言っていたのか覚えていませんが、ようやく自分の中で2nd Seasonが始まった気分です。

(1) 全てのユニットを解体した環境面の変化

先週の美城常務の全てをぶっ壊して白紙に戻す!!」発言から翌日なのか、高層、清潔、高級感あったシンデレラプロジェクトの部屋は一転して、地下の資料室という埃被った小汚い部屋へ追い出されました。また、奈緒加蓮のCDデビューが延期されるなど、346プロダクションのアイドル部門全体に渡って暗い影を落としましたが、現実世界ならTVやスポンサーなどからの信頼に関わる問題になりかねませんし、アイドル部門で絶対的な権力を握っているであろう美城常務の一言で一気に変わるのは、どこかの金満オーナーが所有している海外のサッカークラブを見ているような気分です。(ユニフォームの伝統色を勝手に変えるなど)

(2) 美城常務に先陣切って一石を投じた楓さん

美城常務は小さな仕事を蹴らせて大きな仕事を346プロ屈指のスーパースターである楓さんにやらせようとしましたが、「仕事に大きいも小さいもない」、「ファンと共に歩みたい」と高いプロ意識を持つ楓さんには全く相手にならず、美城常務に最初に一石を投じる役としてもピッタリだったと思います。

選んだ仕事は○フマップでのミニライブでしたが、小さな仕事も全力を尽くす楓さんはアイドルの鑑的な存在であり、常に初心を忘れないのもアイドルに限らず全ての物事において重要です。プロデューサーが常に笑顔を強調するなら、私は心や気持ちがあれば必ず相手に伝わるものであると思うし、精密ロボットのような徹底した成果主義で結果を残しまくってファンから手の遠い存在になることは、必ずしも成功であるとは言えません。

(3) プロデューサーとメンバーの深い絆

楓さんのミニライブで人手不足を助けようとニュージェネレーションの3人が動いた時に7話辺りのプロデューサーなら断固阻止しそうな感じでしたが、今更ながらプロデューサーもかなり柔らかになった印象です。最後の企画書は1st Seasonより少しはマシな内容になっているかはわかりませんが、シンデレラプロジェクト解散阻止に向けて一層絆が深くなったと思います。

(今後)
美城常務はニューヨークで恐らくビジネスの世界で揉まれてきたから同じようなやり方(アメリカ流?の成果主義)を当てはめればアイドル部門も上手くいくと考えていそうですが、楓さんが一石を投じたことで現実も突きつけられたと思います。

最後にプロデューサーが企画書を持ち込んだ時シーンでは「相手にしている暇はない」と申すなどイラついていそうな様子であり、第15話の24分間で若干残っていたホワイトなイメージが完全に消えました。今後は権力で剛腕な力を
発揮しそうですが、それに346プロのアイドルたちがどう立ち向かっていくのか楽しみです。

(評価)
☆☆☆☆☆ 73/100
☆は10点

クール推しではなくても、楓さんの魅力を知るには良い内容。個人的には第14話がしっくりこなかった面もあっただけに、ようやくモバマスのアニメが再開した気分。全体的に大きく環境が変わった中で緊張感を残しながらも、楓さんのダジャレやメンバーのやりとりで安らぎを与えているのも良し。

一方、肝心のユニットや組織を解体させてまでの大改革に踏み切る理由はいつになったらはっきりするのか?経営的、個人的な理由なのか、予想つかない。(あんまり引っ張りすぎないで欲しい)
また、美城常務もこのままだと単なる無能上司として終わるだけなので、少しは名誉を挽回するような展開が出てくることにも期待。少し泥をかぶりすぎた印象もある。ただ、14話に比べれば今後へまだ期待感を持てた。(全ては次回次第)

皆様は、今回どんな感想をお持ちでしょうか?


BS11からのテレ玉TVKでリアルタイム梯子視聴プレー。(TVKは1時間遅れで今回パス)

※28歳組はもう少しいろんな意味で頑張った方が良いよ。

※評価を修正。(ストーリーはまだこんな程度ではないはず)