笑顔を強調しすぎたツケ(アニメ第23話)
前回はとうとう卯月が抱え込んでいた時限爆弾が炸裂寸前の所で終わり、23話では全体を通じてしぶりんや未央の助けを借りて卯月がどのように見つめていくのか描かれましたが、卯月の立ち直りにはもう少し時間が必要であるものの、しぶりんと未央のアニメ全体を通じた成長ぶりも上手く描かれていました。季節としてはクリスマスが近いようなので、舞踏会は年明けにやるような流れですが、もはや美城常務に評価されるまでもなく、淡々と成功に繋げてもらいです。
(1)今作屈指の名シーンになった卯月の号泣
心から笑顔が出来ない大スランプに陥った卯月は初心に帰るために養成所でのレッスンで再調整を行うことになりましたが、トライアドプリムスでのレッスンを行うしぶりん、舞台稽古を行う未央と、同じユニット内で天と地のような差が開いてしまい、ますます孤立を深めるような状況になりました。
そんな中、しぶりんと未央が卯月と例の公園で直接話し合いを行い、ようやく心を開いて話した卯月から溢れんばかりの涙が流れ、今まで抱え込んでいたものは想像以上に大きかったのかもしれません。また、未央の「もう一度友達になろうよ」発言は今までの勢い任せのみだった姿ではなく、仲間に対して本気でぶつかったしぶりんも今まで無かった姿であったから、今までの二人ならまたしても中途半端な結果に終わったと思うし、ストーリー内での9か月で本当によく成長したと思います。
(2)卯月をここまで追い込んだのは皮肉にも「笑顔」
そもそも、13話でのサマーフェスタが終わった後の「アイドルみたいですね…」発言から若干様子がおかしい印象であり、2nd Seasonでやたらと「頑張ります」発言が多いのも、視聴者に常に疑問を投げていたと思うし、サマーフェスタ成功まで急ぎ足で階段を登りきったことで、卯月がどういう状況に自分が置かれているのか把握できていなかったのかもしれません。
常に悩みを抱えるようなった卯月に追い打ちをかけたのは皮肉にも日ごろからプロデューサーが強調してきた「笑顔」であると思います。思い起こせば、1話でプロデューサーから一番の魅力を笑顔と言われた卯月は今まで長所が無いと思っていた自分にようやく見つかった武器であり、自分の魅力を見つけて希望を与えてくれたプロデューサーのためにもレッスンや仕事を精力にこなしてきました。
しかし、プロデューサーはアイドルにとって笑顔が重要であることを他のCPのメンバーに強調しすぎてしまい、卯月からすれば「笑顔が看板のCP内で他に長所がわからない自分は何なのか」という気持ちになったと思うし、笑顔以外の魅力がなかなか見つけられない卯月にとって笑顔が武器から重荷に変わってしまった印象であり、極端に言えばプロデューサーが笑顔を強調しすぎたツケを全部卯月に背負わせたのと一緒です。
先週までは、何故卯月は自らの意思で動かないのかと消極的な印象でしたが、どうやら動かないではなく動けないであり、足元が霧に覆われているような道でむやみに焦って踏み出して転落でもしたら卯月のアイドル人生も終わりです。悪く言えば、卯月はしぶりんや未央より年上なので、本来なら2人よりも先陣を切って自ら動かなければならない立場でもありますが、笑顔以外の魅力が見つけられず自信を失ってしまえば、動けないのも仕方ないですし、最悪21話での話し合いで今後の活動以外に関してもっと奥深く切り込んで話し合っておけば、ここまで卯月が追い込まれるようなことは無かったと思います。
第7話で未央の住所を教えようとしなかった行動から、今回は卯月の養成所の場所を積極的に教えるなどCPのメンバーと共にプロデューサーも成長はしたものの、今回の卯月の件に関しては大半がプロデューサーの責任であり、自分の不器用ぶりが危うく過去のように1人のアイドルを失いかけない事態になったことを深く反省してもらいたいです。卯月に関しては右上にベクトルが向いたので安心できそうですが、プロデューサーに関してはまだ不安定であり、残り時間が少ないことを承知しつつ、プロデューサーの過去に細かく触れるような場面が無いまま終わるのは、またしてもその場凌ぎでの解決にならないか心配です。
(今後)
最後は346プロに卯月が向かった場面で終わったので、来週は久々に3人のライブが行われそうですが、当然道のりが平坦であるわけがないので、どういう波乱が起こるのか予想つかないので楽しみです。
しかし、個人的に水を差すように24話と25話の前にいずれもまたしても特別番組が組まれてしまい(1st Seasonの時は理解できるが)、特に今週の今までのライブのダイジェストはアニメの時間帯ではなく、ネットの配信でやれという感じです。さっさと今の流れでラストスパートを決めるように24話、25話を放送して欲しかったし、何故最後の最後に流れをぶった切るようなことをするのか理解できません。(今週はさっさと寝る)
(評価)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ 95/100
※☆は10点、★は5点
現時点では、2nd Seasonの中では一番印象に残り、内容もしぶりん、未央の成長ぶりがしっかり描かれたのはプラス。ライブのシーンは正直作画さえ良ければどうにでもなるが、シリアスなシーンは作画だけではなくストーリーも出来てないと意味がなく、今回に関しては2つの条件を見事に達成。次回が楽しみなので、今週は寝て充電。もはや、今週のダイジェストは見る気ない。
※アイチャレを少しだけ見直した。クールのみでもCu、Paターンで1000万叩きだした。
※明後日にドリームリミテッドが来そうな予感。
(1)今作屈指の名シーンになった卯月の号泣
心から笑顔が出来ない大スランプに陥った卯月は初心に帰るために養成所でのレッスンで再調整を行うことになりましたが、トライアドプリムスでのレッスンを行うしぶりん、舞台稽古を行う未央と、同じユニット内で天と地のような差が開いてしまい、ますます孤立を深めるような状況になりました。
そんな中、しぶりんと未央が卯月と例の公園で直接話し合いを行い、ようやく心を開いて話した卯月から溢れんばかりの涙が流れ、今まで抱え込んでいたものは想像以上に大きかったのかもしれません。また、未央の「もう一度友達になろうよ」発言は今までの勢い任せのみだった姿ではなく、仲間に対して本気でぶつかったしぶりんも今まで無かった姿であったから、今までの二人ならまたしても中途半端な結果に終わったと思うし、ストーリー内での9か月で本当によく成長したと思います。
(2)卯月をここまで追い込んだのは皮肉にも「笑顔」
そもそも、13話でのサマーフェスタが終わった後の「アイドルみたいですね…」発言から若干様子がおかしい印象であり、2nd Seasonでやたらと「頑張ります」発言が多いのも、視聴者に常に疑問を投げていたと思うし、サマーフェスタ成功まで急ぎ足で階段を登りきったことで、卯月がどういう状況に自分が置かれているのか把握できていなかったのかもしれません。
常に悩みを抱えるようなった卯月に追い打ちをかけたのは皮肉にも日ごろからプロデューサーが強調してきた「笑顔」であると思います。思い起こせば、1話でプロデューサーから一番の魅力を笑顔と言われた卯月は今まで長所が無いと思っていた自分にようやく見つかった武器であり、自分の魅力を見つけて希望を与えてくれたプロデューサーのためにもレッスンや仕事を精力にこなしてきました。
しかし、プロデューサーはアイドルにとって笑顔が重要であることを他のCPのメンバーに強調しすぎてしまい、卯月からすれば「笑顔が看板のCP内で他に長所がわからない自分は何なのか」という気持ちになったと思うし、笑顔以外の魅力がなかなか見つけられない卯月にとって笑顔が武器から重荷に変わってしまった印象であり、極端に言えばプロデューサーが笑顔を強調しすぎたツケを全部卯月に背負わせたのと一緒です。
先週までは、何故卯月は自らの意思で動かないのかと消極的な印象でしたが、どうやら動かないではなく動けないであり、足元が霧に覆われているような道でむやみに焦って踏み出して転落でもしたら卯月のアイドル人生も終わりです。悪く言えば、卯月はしぶりんや未央より年上なので、本来なら2人よりも先陣を切って自ら動かなければならない立場でもありますが、笑顔以外の魅力が見つけられず自信を失ってしまえば、動けないのも仕方ないですし、最悪21話での話し合いで今後の活動以外に関してもっと奥深く切り込んで話し合っておけば、ここまで卯月が追い込まれるようなことは無かったと思います。
第7話で未央の住所を教えようとしなかった行動から、今回は卯月の養成所の場所を積極的に教えるなどCPのメンバーと共にプロデューサーも成長はしたものの、今回の卯月の件に関しては大半がプロデューサーの責任であり、自分の不器用ぶりが危うく過去のように1人のアイドルを失いかけない事態になったことを深く反省してもらいたいです。卯月に関しては右上にベクトルが向いたので安心できそうですが、プロデューサーに関してはまだ不安定であり、残り時間が少ないことを承知しつつ、プロデューサーの過去に細かく触れるような場面が無いまま終わるのは、またしてもその場凌ぎでの解決にならないか心配です。
(今後)
最後は346プロに卯月が向かった場面で終わったので、来週は久々に3人のライブが行われそうですが、当然道のりが平坦であるわけがないので、どういう波乱が起こるのか予想つかないので楽しみです。
しかし、個人的に水を差すように24話と25話の前にいずれもまたしても特別番組が組まれてしまい(1st Seasonの時は理解できるが)、特に今週の今までのライブのダイジェストはアニメの時間帯ではなく、ネットの配信でやれという感じです。さっさと今の流れでラストスパートを決めるように24話、25話を放送して欲しかったし、何故最後の最後に流れをぶった切るようなことをするのか理解できません。(今週はさっさと寝る)
(評価)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ 95/100
※☆は10点、★は5点
現時点では、2nd Seasonの中では一番印象に残り、内容もしぶりん、未央の成長ぶりがしっかり描かれたのはプラス。ライブのシーンは正直作画さえ良ければどうにでもなるが、シリアスなシーンは作画だけではなくストーリーも出来てないと意味がなく、今回に関しては2つの条件を見事に達成。次回が楽しみなので、今週は寝て充電。もはや、今週のダイジェストは見る気ない。
※アイチャレを少しだけ見直した。クールのみでもCu、Paターンで1000万叩きだした。
※明後日にドリームリミテッドが来そうな予感。
