美城常務に挽回の余地なし(アニメ第19話、2nd半分総括)

今週はいわゆるロック回であり、にわか知識の李衣菜と本物のロック魂を持つ夏樹がどう絡み合うのか楽しみでしたが、最終的に李衣菜夏樹の心を動かす展開は予想外でした。一方、自らロックバンドを企画しておきながら夏樹から抜け出すと宣告された美城常務は何やっても裏目に出る有様であり、サッカーなら監督交代寸前の状態です。

(1)李衣菜はクールじゃなくてキュート?
第19話では李衣菜が現在のユニットであるアスタリスク、もしくは夏樹のような本格的なロック路線で進むべきなのかの葛藤が描かれていましたが、最終的には現在のアスタリスク路線で定まり、一方で常務からのデビュー話で悩んでいた夏樹李衣菜の「自分がロックだと思ったら、それがロック」という言葉に心が動かされて、断ることを伝えました。

良い話だったと思いつつ、夏樹と話する李衣菜は先輩に憧れる目をキラキラさせた後輩のような姿でもあり、実はクールじゃなくてキュートであるのではないかと錯覚しそうになりました。そういえば、夏樹との1回限りのライブはギター練習したにもかかわらずボーカルのみでしたが、舞踏会ではギターやるシーンが出てくることを密かに期待しています。


(2)運が悪いのではなく心を掴めない実力不足
当初は夏樹輝子の3人であらかじめ用意した楽曲でロックバンドを結成しようと目論んだ美城常務でしたが、その最初から箱物を用意する風潮がロックではないと夏樹に最終的には断られてしまい、またしても自分の手元から一人アイドルが消えていく形になりました。

正直、今回はロックを知っていなさそうな美城常務自らが企画して結成すること自体無理があったと思うし、一緒に組ませるメンバーが輝子という人選こそ有能ではあったものの、企画以前にアイドルとの信頼関係を築けていないのは致命的です。ほぼ毎週のように、自分の描いていたものとは違う方向に話が流れていますが、ここまで来ると単に運が悪いのではなく信頼関係を築こうとしない実力不足の方が大きいと思うし、例え一つの企画で346プロを世界レベルに引き上げるような凄いものがあったとしても、その心意気が相手に伝わなければ意味がないと思います。

結局は、感情に左右されないアメリカ流のビジネスのやり方をそのまま346プロに当てはめれば上手くいくとでも思ったのかもしれません。しかし、企画以前にアイドルやプロデューサーなどの心を掴めない限り前に進めないと思うし、経営者としては一流の面があるのかもしれませんが、今はとてもじゃないけど無能に近いワンマン上司に過ぎない印象です。今までは美城常務が有能な面を見せてくれる回があると期待していましたが、今回の2nd Seasonの半分を終えてこの有様なら、残り6回で今の印象を変えるほど巻き返せるとは思えませんし、もしサッカーで美城常務が監督、私がフロントの重役なら来週の結果次第で解任通告に踏み切るレベルです。

(今後)
最初の6話で2回もアスタリスクにスポットが当たったので、そろそろ美波アナスタシア蘭子にもスポットが当たる回が来てもおかしくありません。一方、19話の最後に美城常務しぶりん加蓮奈緒の画像を並べて見ていたので、トライアドプリムス結成の可能性がありそうですが、それを巡って大きな騒動になりそうな予感がします。次の第20話は大きなターニングポイントになりそうな感じがするので楽しみです。

(評価)
☆☆☆☆☆☆★ 78/100
☆は10点、★は5点

李衣菜と夏樹の絡みは普通に良い話だった。最後のエンディングだけウサミンが出てきたのは少し笑ってしまった。しかし、ここまでの美城常務の行動が裏目に出すぎて、ストーリー全体的にバランス取れているか少し怪しい。もはや期待はしてないが、残り6話で有能な場面も増やさないと、単なる無能ワンマン上司で終わりになりそう。料理なら余計に入れて全体の味を落とした高級食材という感じ。

(6回平均の評価)
☆☆☆☆☆☆ 72/100
☆は10点、6話分の各ストーリーの平均点ではありません

第19話で丁度半分の折り返しに入ったが、やはり第14話の内容の薄さが全体的に大きく響いた印象。第16話、17話で盛り返したが、キーパーソンになるはずの美城常務がここまで裏目に出まくって、プラスにはなっていない感じ。1st Seasonに比べて、全体的に低空飛行状態。どうせ、最後は上手くまとめるのかもしれないが、途中過程がガタガタだと最後へ悪影響を与えかねない。20~24話は2nd Seasonの正念場。


※CPメンバーのカード配布は李衣菜で終わり。

※次のイベントはドリフェス、上位は桃華。ボイス付いたので激戦必須。(他人事)